【Google Universal Analytics】ユニバーサルアナリティクスで仮想URL

【Google Universal Analytics】ユニバーサルアナリティクスで仮想URLWeb開発者の備忘録今更ですが、よくフォームを作る時に仮想URLを設定するので。
備忘録まで書いておきます。

ユニバーサルアナリティクスで仮想URLを指定する書き方は、ずばりこれ

<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
ga('create', 'UA-xxxxxxxx-xx', 'yourdomains');
ga('send', 'pageview' , {'page':'/confirm.html',title:'送信確認'}); // ← ここ
</script>

赤字の部分が書き換えた箇所。斜体の部分はサイトに合わせて書き換えて下さい。

最初に用意されているコードのうち、次の1行を書き換えるだけです。

ga('send', 'pageview');

ga('send', 'pageview' , {'page':'/confirm.html',title:'送信確認'});

JSON形式で書かれています、pageに仮想URLを(ホスト名などは書かない)、titleにページタイトルを設定します。

titleまで書くのが面倒であれば

ga('send', 'pageview');

ga('send', 'pageview' , {'page':'/confirm.html'});

としても大丈夫です。

うまくいったかどうか最速で確認する方法

Chrome/FirefoxなどのDeveloper Toolを使いましょう(F12でツール画面が開きます)。

ga
これはChromeを使った例。
フォーム(form.php)の確認画面に、上で示したようなGoogleAnalyticsのコードが貼り付けてあったとします。

Networkツールで、該当ページを開いた時に読み込まれる他のリソースを見ていきます(画面左側)。
その中に「collect?xxxxx」がありますので、それを選択。すると画面右側にそのリソースに対する通信結果が表示されます。

Headersタブで開く画面下部「▼Query String Parameters」が、Google Analyticsが実際に送信している内容。
その中に「dp: /confirm.html」(仮想URL:画像だと赤枠で囲った所)があれば成功です。

もしタイトルも指定しているのであれば、「dt」パラメータにその内容が反映されます。
余談ですが、他にも色々な情報を送信しているのが分かりますね。

ごくまれにですが、Google Analytics管理画面を提示してくれないお客様がいるので、こういう方法は特に有用です。

ついでに。
「目標設定しているけどカウントされない!」という問い合わせがよくあり、単純にお客様が設定した目標が間違っている場合が多いのですが、Google Analytics管理画面を提供してくれないとその判断が付きにくい場合があります。
※最も多いのは、 http から書いているケース・・・正解はこちら
その場合に「こうやってちゃんと送信しているよ」という証拠にもなりますので、ご活用下さい。
※ここまで見せると大抵黙ってくれます(間違ったと気付いてくれます)。

この「Developer Tool」。
ご存知の人であれば当たり前すぎる内容ですが、意外と知られていないのが残念(まあ、HTTPというものがどういうものか理解していないといけないのですが)。
他にも色々応用が出来ますので、ぜひHTTPプロトコルとあわせてお勉強して下さい(笑)。

ユニバーサルアナリティクスについて

https://support.google.com/analytics/answer/2790010?hl=ja&ref_topic=6010376
ここにズバリ書かれていますが。

一番大きいのは、Web以外のデバイス(例えばAndroidアプリ)でもトラッキングが出来る事。
他にも色々ありますが、私の中ではこれが一番大きいですね。

Webしか対象にしていない人にとっては、正直なーんだ、じゃあ別に古いまんまでいいんじゃないか。
と思うかもしれませんが。

しかし。
古いトラッキングコードはそろそろ(多分2016年4月頃)には使えなくなってしまうので、最新の(Universal Analyticsの)トラッキングコードに変える必要はあります。

面倒ですがしょうがないですね。